休日の朝はいつも遅め。
早起きママも
ねぼすけパパも
なかなか起きてこないから
私がかわりに起こしてあげる。
「目玉焼きが食べたいな」
一言つぶやいたパパが
コーヒーマシンのスイッチいれて
今度はソファーにゴロリ。
ママはやれやれと
フライパンを握った。
シンプルで心地の良い空間を
休日の朝はいつも遅め。
早起きママも
ねぼすけパパも
なかなか起きてこないから
私がかわりに起こしてあげる。
「目玉焼きが食べたいな」
一言つぶやいたパパが
コーヒーマシンのスイッチいれて
今度はソファーにゴロリ。
ママはやれやれと
フライパンを握った。
コーヒーはいい匂いだけど
味は苦くて好きじゃない。
ママに教えてもらった方法で
コーヒーにお絵かき。
ハートは恥ずかしいってパパは言うけど
何が恥ずかしいのかしら。
ママからジュージュー音がする。
食パンをトースターに入れてじっと待つ。
チンッてパンが飛び出す瞬間が好きなの。
「今日は遊びに行かないの?」
パパが新聞片手に言った。
「うん」
お外に遊びに行くのは
明日でいいや。
だって今日はパパもママも
お家にいるんだもん。
「こっちにおいで」
ママが呼んだから飛んでいく。
ご本を読んでくれるって。
お姫様のお話は飽きたから
今度は男の子が戦う話がいいな。
ママのお掃除が終わった頃
友達とご近所さんが集まってきた。
今日は家族が家にいるから
みんなを招待して
持ち寄りパーティーだって。
いろんな料理がテーブルに並ぶ。
わいわい
ガヤガヤ
大人はみんなお喋りが大好き。
パパもママもお喋りに夢中。
私は友達とかくれんぼ。
お家の中は私のお城
絶対負けないんだから。
「そろそろ起きなさい」
ママの声で目が覚めた。
友達もご近所さんも
とっくに帰ってた。
いつの間にか外は真っ暗。
どこのお家もぼんやり光りだす。
窓を開けると
隣の家のご飯の匂いがする。
今日のメニューはカレーらしい。
[ごはん、どうする?」
ママが尋ねる。
「あんまりお腹空いてない」
お昼にたくさん食べたから。
「軽くでいいよ」
パパがTV中継を見ながら応えた。
「それじゃ、余り物でいいか!」
ママが足早にキッチンに向かう。
「私も作る!」
ママの跡を追うと
TVとパパの歓声が後ろから聞こえた。
自分の部屋はあるけど
パパとママのお部屋が好き
大きいベット
お布団のおひさまの匂い
明日もお天気だといいな。